2010-11-26 第176回国会 衆議院 厚生労働委員会 第7号
そして、そのオーストラリア抗原がどういう意味を持っているかについてはわからなかったんですが、それから六年後、当時、東大の輸血部におられました大河内先生がオーストラリア抗原といわゆる血清肝炎とは密接な関係があるということを明らかにされまして、このオーストラリア抗原がB型肝炎ウイルスの感染マーカーの指標になったわけです。
そして、そのオーストラリア抗原がどういう意味を持っているかについてはわからなかったんですが、それから六年後、当時、東大の輸血部におられました大河内先生がオーストラリア抗原といわゆる血清肝炎とは密接な関係があるということを明らかにされまして、このオーストラリア抗原がB型肝炎ウイルスの感染マーカーの指標になったわけです。
また、輸血部の仕事について、今薬剤師は本当に関与しにくいシステムになっています。臨床検査技師はやれるけれども薬剤師はできない。かつては薬剤師も臨床検査技師の資格を取れる状態になっていましたが、今、そうはなっていません。そうなってきますと、本当に、病院における薬剤師に求められている仕事、それがやれないということも数多くあるわけですね。
これによって、当時の全国の国立大学の附属病院の薬剤部あるいは輸血部、そして放射線部等において実は大変な混乱を生じたことは記憶に新しいことと存じます。この問題が私のところに持ち込まれ、始めてから二年たつわけでございますけれども、いよいよこの四月から、病院組織も含め、国立大学が独立行政法人として運営されることになっております。
それから、大学の方のいわゆる輸血にかかわります部分につきましては、これは文部科学省にも何度かお願いをいたしておりまして、独法化をされたらそうした輸血部がなくなるというようなことのないように是非御配慮をいただきたいということを申し上げているところでございます。
それから、血液製剤の適正化の問題については血液事業法の議論の中で大いにやらせていただきましたけれども、病院に、とりわけ大学病院にやはり輸血部をきっちりと置いてほしいと。
直接詳しくお答えするのは私の任ではございませんけれども、しかし、国立大学附属病院における輸血部というものの重要性というのは言うまでもないわけでございまして、血液型の検査、輸血製剤の管理、自己血の採血、管理、造血幹細胞移植など、日々さまざまな業務を行っているところでございまして、特に、今日医療が高度化した中で輸血の問題というのは非常に重要だと思っております。
それについて清水政府参考人は、大学病院は教育、研究、診療の三位一体の役割を果たしていくという答弁をされていますが、提言では、薬剤部、検査部、輸血部、病理部、放射線部など、中央診療部門の合理化をしていくとされていますが、参議院での教育、研究、診療という答弁とは符合しないでしょうか。
一部に、この提言は輸血部を廃止する趣旨との誤解があるようでございますけれども、提言の内容には全くそのような意図はないと私は考えております。
また、文部科学省では、輸血部門の重要性にかんがみ、すべての国立大学医学部附属病院に輸血部を設置し、専任の医師及び検査技師を配置しているというふうに私どもも承知しているところでございます。
○宮島政府参考人 四月の十八日に文部科学省の医学教育課長の通知が出されたわけでございますけれども、その際に、先生の御指摘のように、輸血部の廃止を意図したものではないかということも取りざたされたために、私どもとしましては、先ほども申し上げましたように、これまで、「輸血療法の実施に関する指針」等、ガイドラインにおいては、いわゆる国立大学病院等日常的に輸血療法を行っている医療機関については輸血部門を設置して
今回のこの法案ですけれども、四月五日に法案提出されているわけですけれども、たしか四月十八日付で文部科学省の方から、国立病院、大学ですか、大学病院の薬剤部また血液輸血部においての人員削減等の通達を出されたように私記憶しておるわけですけれども、これは符合しないんじゃないか。
既に輸血部の教官が四人もやめられているんですね、今回の省令改正によって。ここに、まさに高度専門化した現代医療に不可欠の検査部、輸血部、薬剤部が空洞化し、医療の質の低下や医療過誤を招き、国民の健康権を侵害するおそれがあると人権救済の申し立てを決めたということも紹介されているわけですよ。私もそのとおりだと思います。
また、輸血部や臨床検査、あるいは放射線治療など、あたかも統合することを目的とするような解釈がされるわけでございます。薬剤師を初めとする現場の医療従事者の皆さんにとっては、今回のこの省令改正によって、大変な混乱を招いているわけでございます。 そこで、最近、医療機関における医療事故がたくさん発生しているわけでございます。
どれだけ、現場の薬剤師、あるいは輸血部の皆さん、検査部の皆さん、医師はもちろんのこと、一生懸命やっているんですよ。今まさに日本はやっと先進国に近づいた。輸血部にしても検査部に対しても、非常にレベルの高いことをやっているんです。それをよく御認識ください。 そこで、薬剤部の支援部への組織の組み込みにつきまして、私は、これから来年以降、非常に加速すると実は心配しているんです。
それで、そういうことを考えますと、やはり大きい病院でありましたら、大きい病院の中の輸血部というのがあって、そこでまずチェックをきちっとするということが大事だと思います。そして、その中の外科なら外科、整形外科なら整形外科へ行く。そしてまた、そこではまたもう一遍チェックをするという、それぐらいな体制が私は大事だというふうに思うんですね。
ところが、国立大学の附属病院なんかでは輸血部が、基本的に廃止とは言いませんが、輸血部の、この間、済みません、まず今年の三月の大学附属病院長会議において、そこの提言書の中に輸血部に専任教官を置かないということがもう盛り込まれ始めているわけです。
それの平成八年十二月十三日、第二回の懇談会が開かれて、その中で当時の日本輸血学会の湯浅晋治会長が、非常に都道府県格差が大きいことに関連をして、その原因の一つとして、アルブミンを薬剤部が扱う病院が多くて輸血部で、すなわち九四・六%までは病院の薬剤部がアルブミンの取扱いをやっていて、輸血部はわずか二・九%にすぎないんだと、こういう数字を出しているんですね。
各大学の附属病院には、輸血部でありますとかそうしたところもあるわけであります。血液についてはこれこれのことを注意をしなければならないよ、あるいはまた、血液製剤についてはこれこれの注意が必要である、他の医療機関に先駆けてこうしたことを行わなければならないということをやはり大学病院がやらなければならない、その使命を帯びているというふうに私は思うわけです。
これは東大輸血部の十字教授を中心にした日赤の研究班による全国実態調査で明らかになったものでありますが、実際にはこの二倍以上と推定されるのではないかと言われております。 ただ、ここで大変気になることは、この調査の結果、副作用があるということあるいはその症状、そういう臨床体験もないというようなお医者さんが四八%という数字が出ておりましたので、びっくりしたわけでございます。
次に、国立大学病院では救急部やICU、集中治療室、それから輸血部などの中央診療施設の多くが院内施設となっています。 私は、八月に旭川医大にお邪魔しましたが、ここのICUも院内施設扱いで、看護婦不足のしわ寄せを受けていて、この四月から七月上旬まで三カ月間、一時閉鎖という大変な状態になりました。
言わんとするところは、特におくれております血漿分画製剤の開発研究、あるいはまた輸血のやり方、あるいはまた血液の保存期間が特に問題になっておる延長の問題、あるいはまたいろいろな病気に対する血液の使い方、利用の方法——相当分野が多いようでございますが、そういう面すべてもう外国におくれておる、だから、まあ現在いろいろな大学輸血部等において研究もなされているけれども、ひとつ中心的な研究の体制というのをつくって
○山本(政)委員 時間がありませんので、最後に質問したいのですけれども、東大の輸血部の副部長の村上さんという方がおられる。その人が東大病院の入院患者二百名を対象に、輸血について調査をしたことがあります。
まあ、最初は、東大の輸血部の血漿を使っておったようでございますが、非常に量が要りますので、それが足りなくなりまして、一月の十七日ごろから日赤中央センターでつくりました人血漿、液状の人血漿を使い始め、約二十日間使われたようでございます。